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終戦の日にあたって


 本日で 79 年目の終戦記念日を迎えました。先の大戦で命を落とされた全ての犠牲者の方々に衷心より哀悼の誠を捧げます。また、戦後の混乱期に身内を亡くすなど深い悲しみや様々な苦難に耐え忍びながら、今日、私たちが享受している平和と繁栄の礎を築いてくださった先人の皆様方に心より敬意と感謝を表します。
 平和は多くの人々の強い思いと不断の努力によって成り立つものであります。二度と国民を戦火に巻き込んではならないと改めて固く決意し、戦争の悲惨さと平和の尊さを確実に次の世代へと語り継いでまいります。
 一方、世界を取り巻く情勢をみると、ロシアによるウクライナ侵攻は 2 年以上が経過して戦術核使用の懸念も高まっており、パレスチナにおいても昨年 10 月のテロ攻撃から始まった戦闘が収束せず、また、中国は核兵器の保有数を増やしつつ強硬な海洋進出によって台湾への圧力を強め、北朝鮮は弾道ミサイル等の発射実験を昨年だけで 27 回行うなど、過去類を見ないほどの緊迫状態にあります。
 このような時こそ、戦争によって壊滅的被害を受けながら平和主義を掲げて復興を成し遂げたわが国には、国際社会の先頭に立ち、「核兵器のない世界」「恒久平和」の実現に向けて努力を積み重ねていく役割が求められています。
 教育無償化を実現する会は、外交・防衛だけでなく経済・エネルギー・食料等を含めた「自分の国は自分で守る」という総合的な安全保障政策の推進に取り組むとともに、戦後日本が追求してきた「平和主義」と「専守防衛」の理念を堅持し、日本と世界の平和のために全力を尽くすことをお誓い申し上げます。

                                                   2024 年 8 月 15 日
                                                教育無償化を実現する会
                                                   代表 前原 誠司