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前原代表定例記者会見(2024年7月30日)

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【冒頭発言概要】
 まず、2つ日程の件でお話をさせていただきたいと思います。一つは前回もお話をしたかもしれませんけれども、東北大学に私とそれから徳永幹事長と斎藤政調会長とあと佐藤ゆみ東京24区支部長と8月2日に行ってまいります。
国際卓越研究大学の第1号に東北大学が選ばれておりまして、我々教育無償化を実現する会としては教育予算を倍にし、教育無償化するだけではなくて、教育の中身についてしっかりとこれから提案をしていく。そして大学改革というのが一つの大きなテーマでありますので、そういう意味ではしっかりと東北大学側とお話をさせていただきたい。こう考えているところであります。
残念ながら総長がコロナ罹られたみたいなので、副総長ということに御対応はいただけるそうでありますけれども、予定どおり行かせていただきたいと思っております。その前提として、私自身は京大の総長や立命館の学長、そして千葉工業大学の学長などなど、いろいろな方々、ICU国際基督教大学の基金運用の理事の皆様方とのお話をしておりまして、大学改革というものをしっかりと我々としてもコミットメントをし、提案をしていきたい。このように考えております。
 2つ目が超党派の安保議連で台湾側から招待が参りまして、このメンバーで行かせていただくということでございます。8月12日から14日までということで、石破さんが元防衛大臣、私が元外務大臣ということで、二人共同代表で行かせていただき、全員で6名ということであります。ちなみに下は希望を出しているということでありますので、どうなるかわかりませんが、ただ台湾政府からの招請でございますので、それなりの御対応はいただけるのではないかと思っております。
 目的としては、我々としてはこの北東アジアの平和と安定のために台湾というものは非常に大事な我々は相手だと思っております。例えば、価値観を共有する、自由、法の支配、そして基本的人権の尊重、こういった価値観を共有する台湾とこれからも緊密に連携をとるということは大事でございますので、しっかりと安保議連として交流を続けていきたいとこのように考えております。
 最後でありますけれども、北陸新幹線の話です。毎度、毎度で申しわけありませんけれども、私自身も国交省からヒアリングを受けました。8月の上旬に与党PTに正式な資料は出すということで、資料はいただけませんでしたけれども、その中身についてはある程度の説明をいただきました。ここにおられる各社の皆様方の中でも報道されている方もありますけれども、私が聞いた内容をかいつまんでお話をすると、小浜ルートにつきましては、やはり金額は相当、前回の試算では21兆円でありますけれども、額でいうと現在価格でいうと4兆円近く、そしてこれからの物価上昇というものを見込むと、やはり5兆円前後にまで膨らむ可能性があるということと、それから今は期間が15年になっておりますけれども、さらに10年前後、その期間は延びる可能性があるということを与党に対してお話をしましょうということでありました。ある者は米原ルートについての試算も出ておりましたけれども、米原ルートについて国土交通省として試算をしたことはありませんと、政府与党としては小浜ルートが今決まっているものであるので、米原ルートは試算をしていないということでありました。また、京都駅については3つの案を提示させていただきたいということで、京都駅の真下、それから少し西側建長のもの、そして桂川という駅がありますけれども、その3案について検討するということでございまして、これについてはまだ絞り込みをしているわけではないということで、これからルートも含めて年内に環境アセスメントを終えるに当たって、正式ルートもしっかりと決めていくということでありました。
 私からは国土交通省の鉄道局の担当者が来てくれたわけでありますけれども、くれぐれも数値については誰がどう見ても正しいものを出してほしい、与党に忖度して数字を改ざんするなんていうことは、日本国としての恥であるので、そういったことはしないでほしい。つまり、その前提として着工5条件というのがあり、特にそのうちの一つは費用対効果でありますので、費用対効果について1を下回れば着工条件を満たさないということで、国土交通省が示したものによると、例えば先ほど申し上げたように、現在価格でも4兆円近くになると、そして物価高騰を加味すると5兆円前後になるかもしれないと、こういうことと15年が10年前後延びるということになれば、かなりB/Cは変わってくるわけでありまして、これについて言ってみれば、忖度、改ざんのないようにお願いしたいということを申し上げました。それについては当然のことですという答えでありましたけれども、ただ、新たな計算、言ってみればアイテムを入れることも検討しているということでありました。例えば、その東海道新幹線。このごろよく止まるのですけれども、敦賀まで今来ている。そのことによって、迂回路としての活用、こういうこともあり得るのではないかということと、つながった場合の経済効果こういったものは加味させていただくということでありまして、それはそれでいいけれども、とにかく誰からも後ろ指を指されるような、そういった資料作成と費用対効果の策定はやめてほしいということは申し上げたところであります。それについては、しっかりとやってもらえるのではないかとこのように考えております。
 いずれにしても、申し上げたいのは、JRの新幹線を運営されている会社は限られてくるわけでありますけれども、お話を伺いましたところ、確かに物理的に米原ルートにした場合に乗り入れるのは東海道新幹線が満杯状態であるので難しいということでありますが、システムとして難しい。システムとして違うシステムを使っています。今、北陸新幹線とそれから東海道新幹線はそうであるけれども、システムが違うことによって乗り入れが将来未来永劫できないということは絶対にありませんということを、あるJRの新幹線を運営している会社のしかるべき方に伺いました。自分の社と名前は言わないでほしいということでありましたけれども、そういうことはありませんということでありました。現に都営地下鉄とJR、都営地下鉄と小田急、さまざまな乗り入れをしているわけでありまして、それぞれの社は違うシステムを持っているわけでありますけれども、それはさまざまなシステムを改良すれば乗り入れは可能になりますということでしたので、システムが違うことによって乗り入れができないということはないということについて、我々の問いかけに対しておっしゃっておりましたので、お伝えをしておきたいというふうに思います。


※会見の模様は以下よりご視聴できます。

前原代表定例会見(2024年7月30日)