【冒頭発言概要】 ...
代表定例記者会見(2024年3月7日)
【冒頭発言概要】
私から3つお話をさせていただきたいと思います。まず1つは昨日連合さんとの政策懇談会というものを開かせていただきました。我々としては、国民民主党、立憲民主党に居たメンバーでありますけれども、この教育無償化を実現する会の綱領には、労働者の立場というものが消費者・納税者・生活者と共に書かれている政党でありますので、ぜひ連合さんとの政策懇談会は行ってきたいと思っておりました。昨日はセキュリティークリアランス、そして子ども未来戦略、これについての連合さんの立場のお話を伺い、そして意見交換をさしていただいたということで、主要な政策テーマについては、これからも政策懇談会を継続してまいりたい、このように考えております。
2つ目ではございますけれども、政倫審であります。下村博文代議士については、二転三転しているようでありますけれども、最終的に御本人は出られるという意向だと伺っております。私はこの下村さんの政倫審への出席というものは、他の方々とまた特別な意味合いがあると思っております。今まで安倍派の事務総長経験者の方々にお話を政倫審で伺いましたけれども、大事なところがなかなか伝わってこないということでありまして、この方々は森元総理と親しい方々であり、いつから始まったのか、なぜこの裏金というものは常態化したのか、そして安倍元総理がこれをやめようとおっしゃったのに、なぜ復活をしたのか、国民が誰もが知りたいと思っていることについて何ら答えられていない、知らぬ存ぜぬでありまして、森さんと距離のあると言われている下村さんが出てこられる意味合いは、私は今までの方と違って大きいと思っておりますので下村さんには洗いざらいしっかりとお話をしてもらいたいと思いますし、今までの政倫審でお話をされた方の中身が事実と異なるようであれば、それは虚偽あるいは核心をお話しされてなかったということになりますので、違った形で、また国会での説明責任を果たしていただくということになろうかと思いますので、参議院の政倫審とあわせてしっかりと説明責任を果たしていただき、まだ我々が知りたいこと、国民が知りたいことについてしっかりと事実説明をされていないという観点で、しっかりとお話をしていただき、そして我々としてもそれについて明らかにして、国民に対する説明責任を果たしていかなければいけないと考えております。
最後3つ目でございますけれども、補欠選挙についてです。まだ我が党の補欠選挙の対応というものについては、決めておりませんけれども、やはり自民党の政治とカネの問題で行われる選挙であります。島根一区については、細田前議長のご逝去に伴うものでありますけれども、長崎、東京については、まさに政治とカネの問題に端を発して、自民党の議員の辞職による補欠選挙でございまして、これは何とか野党側が勝たなくてはいけないということでありますし、ここでの野党協力がある程度できるかどうかということが私は6月の会期末に解散が行われる可能性というものは高いと思いますけれども、政権交代というものを果たせるかどうかという試金石になるのではないかとこう考えております。その意味においては、もちろん、こうした調整、すみ分けが行われるのはいいことであると思っておりますけれども、いささか国民民主党さんの御対応には、今までは国民民主党に所属をしていた者からすると違和感があります。立憲民主党に対しては、今までの選挙で推薦をしたことは基本的にはありませんでした。あったとしても、政策協定ということの中で、国民民主党というのは玉木代表もおっしゃっているように政策で合意できるところは与党野党関係なく協力していくとこういった立場であったと思いますけれども、政策協定もなく推薦をするということについては違和感があるということであります。特にGX法案、これは原発の再稼働を認めるというものでありますし、これについて、立憲は反対をされ、そして国民民主は賛成をした。そして憲法審査会においては、まさに、自民、公明、そして維新、国民、有志の会が憲法改正を推進し、そして立憲、共産などが後ろ向きな対応をしているということで、大きく対応が分かれているわけであります。また、今回の武器輸出三原則の中での共同生産、共同開発においても、泉代表は明確に反対ということをおっしゃっておられるわけでありますが、こういった外交安全保障、あるいは国家の基本政策にかかわるところが一致しない中で、政策合意もなく推薦するということについて、一本化をするということについては、最終的にそれはよしとしても、そういった政策を横に置いての一本化というものは、国民からは談合・野合ととられかねないものでありまして、そういう意味ではやはり政権交代を目指すというのであれば、そしてミッション内閣ということを泉さんはおっしゃってるわけでありますが、先般申し上げたようにミッション内閣の中身が教育無償化、あるいは政治改革、政治とカネの問題、そしてトリガーでは、いささか私は連立政権を組むのには弱いと思っておりますので、外交安全保障、エネルギー、憲法こういったところについて、これからしっかりとお互いが認識を共有をし、そして自民党政権を倒しに行くと、こういうことが私は大事なことだというふうに思いますので、そういった意味においてはそれぞれの政党が国民にわかりやすい対応をとるということが大事なことかなと思っておりまして、一言お話をさせていただきました。
※会見の模様は以下よりご視聴できます。