ゴールデンウイークが終わりまして、まずその前にありました補選のことについて少しお話をさせていただきたいと思います。3カ所で補選がございまして、自民党の不戦敗2つ、そして島根1区と全敗ということでありまして、特に島根1区については2009年の政権交代の選挙でも、自民党が小選挙区で勝ったところでありますので、このやはり衝撃っていうのは非常に大きいのではないかと思っています。
政治と金の問題について、国民は相当怒っているということが明らかになったのではないかと思いますし、我々の選挙の勝った負けたではなくて、改めて自民党には全容解明、そしてそれを踏まえた処分、そして再発防止策というものが求められているということをぜひ肝に銘じてもらいたいと思います。したがいまして、まだ出てきていない参考人、政倫審などの参考人にこれについては衆参ともにしっかりと説明責任を果たしてもらうということが大事だと思いますし、証人喚問にも応じてもらうということは大事なことではないかと思っています。
その流れで申し上げますと政治改革特別委員会が始まるわけでありますけれども、やっぱり甘く見ていたなという感じはいたします。自民党が選挙の前までは、自民党案というものをまとめていなかった。そして野党のみならず、与党の仲間である公明党からも催促、督促をされて、重い腰を上げると言うのは本当に後ろ向きだなというふうに思いますし、与党案というものがまとめられるというふうに仄聞をしておりますけれども、しっかりと対応してもらいたい。そこはやはり、いわゆる連座制の問題、そして旧文通費の問題、そして企業団体献金の問題、そして政策活動費の問題こういったものに対しては、逃げずに考え方をまとめるということをしっかりやってもらいたいなというふうに思っております。
さて、補選に戻りますけれども、立憲さんが3勝、全勝ということでございます。これについては、立憲の方々の御努力には心から敬意を表したいというふうに思います。私ども教育無償化を実現する会は、維新の2候補を推薦して戦ったわけであります。まず、東京から言うと、15区でありますけれども、私は善戦されたのではないかと思っています。あれだけ投票率が低くて9名の候補者が乱立をするということの中で3位、2位グループが団子状態でありましたけれども、その中にあってですね。3位、3万票近くの票をとられたということは、私は善戦されたのではないかと思います。
昨日も役員会の冒頭で御挨拶をしたんですけども、金澤さんの総決起大会に出た時に地域の代表の方々が多かったなと思いますから、そういう意味ではやはり地域に根差した活動をしている候補は党関係なく、私は上積みというものが図られると思いますし、維新の方々、あるいは我々は教育無償化を実現する会のメンバーも党の支持率には関係なく、やっぱりしっかりと地域を回って活動するということが大事なことではないかと思います。
長崎3区については、今度は区割りも変わりますし、井上さんという方については全くの新人でありますので、ゼロからもう一度やり直すということで頑張っていただきたいと思いますし、大票田である佐世保これをどう攻略するかっていうことが今後大事なことになってくるというふうに思いますので、若さがあり、バイタリティーもある、0.1トンを超えていると本人は言っておりましたけれども、少し体が絞れるぐらい歩いてもらいたいなとこのように思っております。
後は今後の件でありますけれども、2つ申し上げると一つは皇位継承の問題でありますけれども、各党に、これは各会派ではなくて、各党に考えが求められているということでございまして、徳永幹事長を中心に議論を進めております。有識者会議から出された①、②について、それぞれ我が党も議論をしておりまして、女性の皇室の方々が御結婚をされた後も皇室に残られるということについては、おおむね我々は賛同する方向でありますけれども、その配偶者、あるいは子供さんの言ってみれば、お立場については今後、さらに検討が必要かなというふうに思っております。2番目のですね。いわゆる旧宮家の男性の方々の皇族への復帰という問題でありますけれども、これについては、元皇族の方々の御意向というものをしっかり踏まえた上で、そういったケースもあり得るというふうに思っておりまして、これもさらに詰めた議論というものはしっかりとやっていきたいなというふうに思っております。
そして、政治改革については、維新さんとは考え方の違うところもございまして、この政治改革特別委員会においては最大公約数で臨むということが両党で合意をされておりますけれども、そういったことについても今後、この会派というものをどうしていくのかということについて継続をしていくのか、それとも継続をしないのか、今非常に良好な関係でございますし、我々会派を結んだときについての政策的な合意、労働法制、All for All、そして教育の無償化の法案の提出、これについては、真摯に維新の皆様方もお取り組みをいただいておりますので、こういった過程を見ながら6月23日が会期末と言われていますけども、この統一会派というものをどう総括して、今後どうあるべきということについては、党内の皆様方の御意見、そしてまた馬場代表や徳永幹事長、藤田幹事長を含めてあるいは斎藤アレックス政調会長、音喜多政調会長それぞれの立場でお互いが意見交換をする中で、現在のところは非常に良好な会派運営はできていると思いますので、そういった総括をしていきたいとこのように考えております。私の方は以上です。
※会見の模様は以下よりご視聴できます。